秋刀魚の旅:歴史から栄養まで、サンマの魅力

魚を紹介するシリーズが始まりました!

今回の主人公は「サンマ」です。

「食欲の秋」といえば…この言葉に絶対あがってきますよね「秋刀魚」

 

今では当たり前のようにサンマを食べますが、その歴史は浅いものです。

今現在のように当たり前に食べられるようになったのが、明治近くといわれています。
それまでの江戸時代初期~中期にかけては、サンマは食用としてではなく脂を取って行燈などの油として使用されていました。
江戸時代には脂の少ない淡白な魚が好まれており、脂が多いサンマは高級魚のサヨリの変種と考えられていたようで、塩蔵品や干物にして食べられていたそうです。

 

1772年頃に「安くて長きはさんまなり」と魚屋が貼り紙をして売り出したため庶民にも広がっていったそうですが、刀を思い起こさせる姿ゆえに武士は口にしなかったと言われています。

 

また、旗本や大名は脂が健康に良くない、下品な魚は口に入れるべきではないとされていたため食べられることはなかったようです。

 

「サンマが出ると按摩が引っ込む」ということわざができるほどサンマの栄養価の高さは評判になっていきました。

 

・EPA、DHA
サンマにはEPA、DHAが豊富に含まれています。
EPAは血液をサラサラにしてくれるので、心筋梗塞のリスクを下げてくれます。
またDHAには悪玉コレステロールを減らす作用があり、脳細胞を活性化させてくれるので、
頭が良くなると言われているのでお勧めです。
脂質というと皆さん敬遠しがちですが、ダイエット中の方にも脂質は必ず必要です。
良質な脂質が摂取できるサンマは、健康面でも非常に優れています。

 

・ビタミンB12
サンマには多くのビタミンが含まれていますが、特にビタミンB12は他の魚の約3倍以上含まれているのです。
ビタミンB12は貧血によく効果がありますので、貧血気味の人には是非食べて頂きたい食材です。

 

世界中にサンマ科は4種類存在します。その中で食用となるサンマは1種類のみです。
また、サンマの寿命は2~3年です。
1年間で成熟し体長27センチ程度となり、大きいもので40センチ程度となります。

サンマは日本各地に生息しています。サンマは回遊魚で群れで泳いでいます。
日本海を回遊する日本海系群と太平洋側を回遊する太平洋北西部系群が存在します。
一般的に流通しているのは太平洋北西部系群のサンマです。
またサンマはアミエビなどの小さな甲殻類やプランクトンを食べて生活しています。
サンマには胃がないため30分程度で消化し排出します。そのためサンマは内臓も食べることができるのです。

 

ここで驚きの雑学を一つ。
なんと、あの田んぼの人気者「メダカ」がサンマに近縁の魚なんです。
メダカは小さいし見た目がぜんぜん違いますよね。
ダツ目の魚たちには、ある共通した特徴があります。
とても簡単にいうと…各ヒレの位置や特徴がどの種類も共通しているのです。
また、サンマもメダカも卵に毛のようなものが伸びており、これでメダカは水草に、
サンマは海藻に卵を絡み付けて産むのも一つの共通点とも言えます。

秋になるとどうしても食べたくなるサンマを紹介させていただきました。

また次の機会にお会いしましょう。

 

令和2年度第3次補正 事業再構築により作成

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