魚の食べ方マスター!和食の魚マナーと食べ順を知って、美味しく楽しむ
「魚」は骨が多くて食べにくいからと、避けてしまうことはありませんか?
魚の食べ方には順番があり、それをマスターするときれいに食べることができます。
和食では、魚の食べ方に順番とマナーがあります。
マナーと聞くと堅苦しいイメージもありますが、これは魚を上手に食べるためのコツでもあります。
魚をきれいに食べるためには、骨の位置を理解することも大切です。
大きく分類すると「中骨」「腹骨」「小骨」の3種類があります。
「中骨」は背骨に沿って上下に伸びる骨、「腹骨」は内臓を包む骨、「小骨」は血合いやヒレにある小さな骨のことを指します。
食べる順番は、頭側から尾に向かって、上身(表側の身)、下身(裏側の身)の順で食べ進めるのが基本です。
1.ヒレを取り除く
魚を食べる前に、まずは尾ビレと腹ビレを取り除きます。外したヒレは、お皿の奥側にまとめて置きましょう。
2.中骨に沿って箸を入れる
魚の中骨は、頭から尾にかけて一直線につながっています。
まずは中骨に沿って箸を入れ、背側と腹側の身を切り離すと食べやすくなります。
3.上身の背側から食べ始める
頭の後ろから尾に向かって、まずは上身の背側、その次に腹側の身を食べ進めます。
腹側には腹骨があるので、気になる方は箸で取り除いてから食べましょう。
4.中骨を取り外す
中骨の下に箸を入れ、頭から尾に向かってスライドさせ、頭をつけたまま中骨を取り外します。
このとき、指先で頭を持っても構いませんが、懐紙(かいし)を使うとよりスマートです。
5.背ビレの骨を取り除く
背ビレの根元に箸を入れ、背ビレとその周りの小骨を取り除きます。
次に、腹骨を箸で取り除き、お皿の奥にまとめて置きます。
6.下身を食べ進める
下身も上身と同じように、頭から尾に向かって背側、腹側の順に食べ進めます。
全て食べ終わった後にお皿の真ん中がきれいなら、上手に食べたという証拠です。
次は、魚を食べるときのマナーについて紹介いたします。
1.身は頭側から食べる
前述したとおり、魚は頭側から尾に向かって食べ進めるのがマナーです。
2.魚を裏返すのはNG
上身を食べ終わった後に、魚を裏返すのはNG!
裏返すのではなく、中骨を取り外してから下身を食べましょう。
3.骨はお皿の奥側にまとめる
取り外した骨は、お皿の奥側にまとめておくのがマナーです。
よりスマートに見せたい場合は、懐紙を被せておくときれいです。
4.口の中の骨は箸で取り除く
口の中に骨が入ってしまったときに、それを指で取り出すのはマナー違反です。
手や懐紙で口元を覆ってから、箸で取り除いてお皿の奥側にまとめて置きましょう。
みなさまもぜひ、魚の食べ方をマスターしましょう。
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令和2年度第3次補正 事業再構築により作成